少年野球学童部御前崎大会１回戦

朝晩の冷え込みが強くなり季節はすっかり秋。先週の県大会の余韻は残りますが今週も朝早くから御前崎大会に出場させてもらいに行ってきました。残る公式戦も少なくなり大きな大会は事実上この御前崎大会が最後になります。

第４０回を数える御前崎大会は歴史ある大会で選手として戦うのは２回目。今回はこの素晴らしい浜岡球場で試合をさせてもらえるのでテンションが上がります。１回戦目から県大会出場チームの清水町ドリームキッドさんとの対戦でしびれる試合が予想されますが白須賀も県大会は経験してきているので堂々と対戦してもらいたいものです。

試合前のシートノックを見てもドリームキッドさんはよく鍛えられていて守備力は高そうです。不安を感じながら白須賀の先攻で試合開始。幸先よく１番HARUTOが四球で出塁しますが２、３番が凡退。このままでは流れが良くないと内心思っていましたが、そんな不安を吹き飛ばすような４番MAOの会心の一撃！深い外野の頭の上を超えていくものすごいセンターオーバーのスリーベースで１点を先制します。最近は打線が繋がる白須賀！５番KOUTAのピッチャー強襲ヒットで１点。６番NANATOの左中間へのツーベースで１点。３連打で３点を先制します。

このままの流れで行きたいところでしたが先発のKOUTAがピリッとしません。ヒットと四球で１アウトながら２，３塁のピンチを招きます。投球もボール先攻で苦しいピッチング！みんなで励まし初回はなんとか０点で切り抜けますが２回裏１アウトから２個の四球と死球。２本のヒットで２点を返されてしまいます。３回表に１点を追加し４－２で３回裏のマウンドにKOUTAを送り出します。しかし先頭バッターに死球。続くバッターには四球でノーアウト１，２塁のピンチを招いてしまい回の途中ではピッチャーを代えない監督も流石にベンチを出ます。県大会では背番号１を与えておきながら先発をさせてあげる事が出来なったとの思いを背負いこの御前崎大会ではKOUTAに先発を託すと決めていました。しかし野球は９人でやるスポーツその日のコンディションが悪くても誰かが補えばいいことです！監督がベンチを出るとKOTAROとNANATOがピクッとし２人とも行く気満々！後は任せろとKOTAROがボールを受け取ります。このピンチを３人でピシャリ！相手に得点を許しません。

５回にはKOTAROが四球で出塁しMAOのツーベースで１点。７回はHARUTOが四球で出塁しKOTAROがライトオーバーのツーランで２点を追加！投げてはKOUTAの後を引き継いだKOTAROがノーヒットピッチング！最終バッターを三振に打ち取りゲームセット！７－２で見事初戦を突破しました。

今まで沢山の試合を行ってきましたがベストゲームと言える試合は数多くあるわけではありません。圧勝する訳でも大逆転する訳でもなく。今日の試合は今までで３本の指に入るベストゲームだと思います。指導者、保護者、子供達いろいろな思いが形になり、そこにちょっぴりKOUTAが演出を付け加えた最高の試合でした。今年一緒に戦ってくれている低学年達に恩返しや学年や人数はハンディにはならないとのメッセージも込めて少しでも良い景色を見せてあげられるように次の試合も勝利を目指して頑張りましょう。