かろうじて決勝トーナメントへの道を繋ぎ、迎えた翌週は雨のため順延。そして迎えた2月23日いよいよ6年間最後の試合が始まります。前日に降った雨の影響も少なく気温が少し低い事を除けば、ほぼベストコンディションで試合を行うことが出来ました。
準決勝の相手は岡崎野球スポーツ少年団さん大会初戦で敗れたお相手です。最後に同じ相手に2度負けるわけには行きません。前回とは違いやる気モードでいざプレイボール。
先発は前回と同じこの2人!また0行進のしびれた試合になるのか不安はありましたが白須賀後攻で初回の相手打線をKOTAROが3人でピシャリ!するとめったに四球を出さない制球抜群の相手ピッチャーから1番HARUTOが四球を選びしっかりと先頭バッターの役目を果たします。盗塁の後2番YOSUKEは捉えた当たりでしたがセンターフライ。相手にしてもここからが嫌な3,4,5,6番!こちらサイドは前回の嫌な流れを払拭したい勝負どころです。そして3番KOTAROが右中間へ先制タイムリー2ベース!幸先よく先制に成功します。続く歴代最高4番バッターのMAOが内野安打でチャンスを広げ5番の出来る子KOUTAが左中間を抜く2点タイムリー2ベースでさらにチャンスを広げます。そして続くNANATOがセンター前に4点目のタイムリーヒット!俊足を飛ばしてセンターゴロも見事回避!!初回に4点を先制することが出来ました。
今日のKOTAROは気持ちも乗っていて快調にアウトを重ねていき相手に反撃の糸口すら与えず先発の役目をキッチリ果たします。迎えた3回裏2塁にMAOを置き白須賀の刺客NANATOがこの試合2本目のタイムリーで1点を追加!見た目に騙されるチームも沢山ありますが相も変わらず仕事はキッチリこなします。NANATOの勝負強さのおかげで3回を終わり0-5と優位に試合を進めます。
4回からは決勝も見据えてKOUTAへ継投!すると先頭の相手キャプテンに左中間へ2ベースを打たれこの試合初めてのランナーを許してしまいます。流れ的にも得点は許したくない!リードはしていてもそう言う勝負所はあるものです。相手も良く練習しているのでしょう続くバッターがサード前に絶妙にバントをして2塁ランナーは1塁送球の間にホームを狙ってきます。しかしそれをさせないのも白須賀守備です。反応良くキャチMAOが1塁に送球!ファーストNANATOからも素早い送球がホームに返りタッチアウト!ダブルプレーでピンチをバックが盛り立て相手に流れを渡しません。
迎えた5回表優位に試合は進めるものの相手も反撃の糸口を狙っていて必ずしも一方的な試合の雰囲気ではありません。先頭バッターにヒットを打たれ出塁を許すと2つのショートライナーで2アウト!続くバッターにデットボールで2アウト1,2塁とピンチを広げてしまい続くバッターはショートゴロ。ここでピッチャーから変わったKOTAROが捕球はするものの球が手につかず痛恨のタイムリーエラーで嫌な1点を与えてしまいます。続くバッターに四球を与えて2アウト満塁!迎えるバッターは相手キャプテン。ミスから1番与えたくない場面で1番嫌なバッターを迎えてしまいます。1ストライク2ボールからの4球目をレフト前に弾き返されて2点を追加されてしまい3-5敵ながら流石の集中力です。後続は打ち取りましたが試合は一気にわからない展開に。
その後はKOUTAが踏ん張りバックも盛り立て相手に得点を許しません。迎えた7回表2アウトから内野安打でランナーを許してしまいます。後1アウトですが1点を与えてしまうと流れがどうなるかわからない状況!しかし最後までKOUTAが踏ん張りレフトフライでゲームセット!決勝に駒を進めます。
決勝のお相手は新居野球スポーツ少年団さん。今年行われた市内大会決勝戦はすべて新居さんになりました。ここまで来たらGS連覇と市内大会6連覇に突き進むしかありません。昨年度の市内大会優勝も今年の6年生の力があったからこそでした。それを証明するためにも全力で悔いを残さぬよう楽しんで戦って来いと全員の背中をたたき送り出していきます。
白須賀後攻でプレイボール!先発はKOTARO受けるキャッチャーはMAO。4年生からバッテリーを組みKOTAROはMAOに数えきれない程の球を投げ込みMAOはそれを受け止めてきました。お互い感情を表に出す方ではないけれども良いライバルでもあり2人が重ねてきた努力は相当なものでした。KOTAROが出てMAOが返す!KOTAROがヒットを打たれてもMAOがそれを刺す!そんな場面を数多く見せてくれました。
白須賀の1,2番HARUTO&YOSUKE!色々なものを乗り越えチームに返ってきてくれたHARUTO出塁をすれば得点に繋がることが多かった瞬足のマルチプレイヤー!外野をやればその守備範囲とパフォーマンスの高さは1番ながら1年間サードで頑張ってくれました。1番難しい2番バッターとして打ちたいのを我慢して送りバントで勝利に貢献してくれたYOUSUKE!セカンドの守備範囲も広く何本ものヒットをアウトにしてくれました。みんなが打てない時に繰り出される会心の当たりは多くの試合の流れを変えてくれました。
5,6番KOUTA&NANATO。気分屋でお調子者の二人ですが白須賀のムードメーカーとして、いつもチームを盛り上げてくれました。抜群の野球センスを持つKOUTA!ショートをやらせれば右に出る者はいませんでした。ピッチャーとしてもローテーションを守り1年間チームを支えてくれました。父親譲りの明るさで暗い雰囲気を吹き飛ばしてくれたNANATO!見た目とは裏腹にセンスの塊でファーストに来る球はどんなボールも受け止めてくれました。ピッチャーとしても抜群の制球で何度もチームに勝利をもたらしました。しずちゅう旗優勝のNANATOのピッチングとKOUTAのサヨナラホームランは今でも印象に残っています。
7,8番YAMATO&SINYA。1人しかいない5年生ながらライトを守り沢山のライトゴロでアウトを取ってくれました。バッティングでもレギュラー戦ながら6年生ピッチャーを相手に素晴らしい打率を残してくれました。4年生ながらレフトを一生懸命守ってくれたSINYA!エラーもして沢山怒られましたがここぞという時の守備には沢山助けてもらいました。来年のチームの要はこの2人!今年の様な良い試合は出来ないかもしれませんが、引っ張られる側から引っ張る側に代わるのでチームを盛り上げ頑張ってください。
9番センターのKAITO!野球が大好きな3年生。小さい体ですが1年間センターのレギュラーを守った実力は本物で鉄壁のセンターとして相手チームを驚かせKAITOの守備のおかげで助けられたことが数多くありました。残念ながら6年生と一緒にチームを去りますが中学になり思いっきり大好きな野球が出来る環境とチームに巡り合えたら絶対に野球を続けてくださいね。
決勝戦はKOTARO、KOUTAの完封リレーとMAOのダメ押し3ランホームランも飛び出して0-6で勝利!見事有終の美を飾ることが出来ました。
表彰式の後は市内チームの6年生が集まり記念撮影とGSユアサエナジー杯恒例の帽子投げが行われました。何度も書きましたが本年度は市内のチームと仲良くさせて頂きどうすれば市内の少年野球が盛り上がるかとか、また時には各チームが抱える問題点などをざっくばらんに共有することも出来ました。時代と共にスタイルは変化するかもしれませんが子供たちが一番に楽しめる少年野球であるようにと、この素晴らしいGSユアサエナジー杯が後世に続いていくよう唯々願っていきたいと思います。GSユアサ様、関係者様本当にありがとうございました。